修辞法 学生用.pdf

修辞法 １ 比喩法 似ている別のものに例えて表現する。事実の記述では なく、「たとえ」にすることで文章に奥行きが出ます。 • １ 直喩 ～ようだ、～ごとく、などの表現でたと える。 • ２ 隠喩 ～ようだ、～ごとく、などの表現を使 わずたとえる。 • ３ 偶喩 たとえのみ表現し本義を推察させる。 • ４ 声喩＝（擬声語・擬態語） 直喩 • 例：山のような波が打ち寄せてくる。 問題：直喩を使って、自分の気持ちを表現してくだ さい。 ①自分の気持ちが楽しい場合・・・ （ 。） ②自分の気持ちが悲しい場合・・・ （ 。） 隠喩 • 例：頭に霜を置く。 問題：隠喩を使って、自分の顔、性格を表現してくださ い。 ①わたしの顔は、、、 （ 。） ②わたしは性格は、、、 （ 。） 寓喩 • 例：弘法も筆のあやまり。 例のように、「ことわざ」を使っていうことが多い。 問題：寓喩を使って、何かを表現してください。 ① 「 」である。姉が病気で倒れた。 （姉は、いつも健康オタクで、周囲の人たちに健康管理の大切さを いつも説いている。しかし、病気で倒れた・・・ということが言いた い。） ② 「 」。社員はみんなコーヒー片手に仕事している。 （厳しい社長がいると、いつも社員は緊張して仕事をしていなけれ ばならないが、今は社長がいないので、社員みんなリラックスして 仕事をしている・・・ということが言いたい） ①医者の不養生 ②鬼の居ぬ間に洗濯 声喩（＝擬声語、擬態語） 例：中年のおじさんのお腹はブヨブヨだ。 ①ご飯を（ ）食べる。 （↑元気よく食べるとき) パクパク、モリモリ等 ②そんな（ ）歩かないで、（ ）と歩きなさい！ ノロノロ、トロトロ、 さっさっ、シャキシャキ ③パソコンのキーボードを（ ）打つ。 カタカタ ④子どもが（ ）と泣いている。 シクシク、わんわん、えんえん、おいおい、ぐすんぐすん 擬人法…人でないものを人に見立て て表現する。 例： 風： 風が秋の訪れを告げる。 例にならって、擬人法を使った文章を作りなさい。 ①月： ②コンピューター： ③地球： 漸層法 （ぜんそうほう）：語句を重ねて 次第に文意を強め、最後に最大の効果 を上げるように導く。 • 例：親の愛： 川は深い。海はもっと深い。海よりさらに深いの は親の愛である。 例にならって、漸層法を使った文章を作りなさい。 ①わたしの夢： 対照法：相反した事物、程度の違う事物 を並べて、両者の状態をいっそう鮮明に する。リズム感を増す働きもある。 • 例：李君は牛のようにゆうゆうとしていて、 王君は兎のようにすばしっこい。 彼はライオンのように肉好きで大食い。 彼女はうさぎのように少食だ。 例にならって、対照法を使った文章を作りなさい。 ①わたしは（